専門家の選び方
専門家の選び方
【契約書作成専門家の選び方】
法律の専門家(弁護士・司法書士等)
= 契約書のプロではない
ということをご存知ですか?
契約書を外注するなら、実績のある契約書の専門家に任せたい。
誰もが一度はこう考えるのではないでしょうか?
では、どうやって、契約書の専門家を見抜けばよいのでしょうか?
結論から言えば、その方法とは 、、、、、
「企業法務部出身かを見る」ということだと思います。
なぜならば、法務マンを辞め行政書士に転身した経験から、契約書のことを一番理解しているのは企業の法務マンだと確信しているからです。
特に、その法務マンが自社の業種と同じ業種の出身であると、より詳しく、より実態的にリスクを契約書に落としこめるため、質の高い契約書が期待できます。
私は、前職で企業法務マンとして、2日に1通のペースで契約書を作成・チェックしていました。
法務部時代、私が年間に作成・チェックした契約書は100通以上になります。
行政書士に転職してからも、数百通の契約書を作成・チェックしました。
企業法務マンの方から鋭い質問を受けることがたくさんありました。
その一方、私が企業法務部時代に弁護士の先生に契約書のチェックを依頼しても、主語述語をさらっとみて数文字書き換えただけの契約書が返ってきたこともあります。
弁護士さんに話を聞いてみると、中には、年間に10通ほどしか契約書を扱わないという弁護士の先生もいらっしゃいました。
その経験から気付いたことは
「法律の専門家が契約書の専門家とは限らない」ということです。
より詳しく申し上げますと
弁護士=訴訟の専門家であり、必ずしも契約書の専門家ではありません
司法書士=登記の専門家であり、必ずしも契約書の専門家ではありません
行政書士=行政手続きの専門家であり、必ずしも契約書の専門家ではありません
さらにいうと、
契約書の専門家が自社の業種と同じ業種の出身であるとより詳しくより実態的にリスクを契約書に落としこめてもらえるでしょう。
例えば、リスティング広告の法的リスクはIT企業出身の者が良く分かります。
例えば、クリニック法務に詳しい方はクリニックに関する契約書に特に強いとなりあす。
私は、元法務マン・行政書士として、数百通もの契約書を作成・チェックした結果、ひな形に頼らずオリジナルの契約書を一から作るスキルを身につけることが出来ました。
このスキルが何かの一助になれば幸いです。